2013年8月25日日曜日

夢道

どうも。
仲良しの豆腐屋さんに「まめ兵衛」なんて呼ばれ始めました。なんでだろう。

今日は、個人指導学習塾、ペガサス世田谷経堂教室にて
「夢道ワークショップ〜お仕事見聞プログラム〜」にて、お話をしました。

私の場合、「夢を仕事として叶えた人」でもなく、
豆の活動で生計を立てるているわけでもないですが、

「夢を追う等身大の自分」のお話をしてきました。

自分のお話をする、ということで、自分史を振り返るきっかけに。

今日は、豆腐マイスターの役割の一つ「豆腐が作れる」を証明すべく
調理実習もしました。

家庭でできる手作り寄せ豆腐です。


最初にお豆を一晩水につけます。
お水は豆の三倍以上、しっかり浸かる程度に。




一晩浸すとこーんな膨れます。


そして、カチコチだった乾燥お豆も、指で半分に割れるようになります。


次は、すり潰す工程です。

豆と同量の水といっしょに、
ミキサーで「ガー!」を繰り返す。
今回はフードプロセッサー使いましたが、水分入れすぎるとフードプロセッサーはうまく動かないので、ミキサーが良い気がします。




これが、 呉(ご) と言われるものです。



まだお豆が生なので、美味しくない匂いがしてきます。加熱前は消化できない物質が入ってるのです。



今回のワークショップでは
時間の関係で、ここまで準備しておきました。

さ、ここから、
塾生の2人も加わって豆腐づくり。

まずは、
呉を、布で絞り、おからと豆乳にわけます。
今回はガーゼてぬぐいを100均で購入。



じゃじゃーん。

たんまり出てきた、おからに、2人はびっくりしていました。


これ、産業廃棄物といって、
捨てるのにお金がかかるんです。

だから、みんながもっとおからを食べることは、お豆腐屋さんを応援するために大切なことなんです。

さ、次は「にがりを打つ」工程です。

熱した豆乳に、にがりを投入します。

(ギャグじゃないです)


熱していると豆乳から泡がブクブクでてくるので、網杓子ですくって、弱火で10分ほどに続けます。
木べらなどでかき混ぜて、鍋底焦げないように気をつけましょう。


火を止めたら80℃くらいに冷まして、いよいよ、にがりを打ちます。

ここが難しいんだよね。。。

リハーサルをしてから実践!


2人の連携はバッチリでした◎
蓋をして10分放置。



その間、2人は先生と夢ワーク。



雑誌から、自分の興味を持った写真や記事を切り貼りするワーク。

自分の興味感心を常に認識しておくこと、が、こどもが夢をみつけ、育てるために大切なことがわかります。

興味感心って移ろうよね。この間、心変わりの話をしたけれど。
そういう自分に向き合い続ける姿勢が、小学生から身につくわけです。


さてさて、さてさて、

時間はあっという間にすぎ、


寄せ豆腐の完成!!


お待ちかねの試食タイム!

絞ったおからは私の大好きなおからナゲットに。



お豆腐、固まり具合も、完璧!とはいきませんでしたが、豆の甘さがしっかりでました。

日頃から、技を磨く職人さんたちにはかないませんが、自分で作ったから特別美味しかったみたい。

「こんなに大変なのに、
お豆腐が100円で売られてたらかわいそう」


こんな声が聞こえて来ました。嬉涙


まだ、食べるものを自分で選択しているわけではなかろう小学生にも、お豆腐屋さんの想いは伝わったみたいです。


体験してもらってよかったなぁ。


とてもハッピーな雰囲気のなか、
ワークショップは幕を閉じました。


◎レシピ
かなーり好評だったコチラ。

おからナゲット!

コロコロしていてもっちもち。
作った自分で言っちゃいますが
見た目も味も◎なんです。

こどものおやつ、大人のつまみ、これいいですよ。

レシピは簡単。

乾煎りしたおからと同量の片栗粉を混ぜて、卵を割って塩コショウしたものを、丸めて揚げ焼きにするだけ。

一文で書けるくらい簡単です。


チーズをいれたり、
刻んだ紅生姜と枝豆をいれたり、
アレンジし放題。

どうぞ、お試しください。


最後に、、、


自分を振り返るきっかけにもなった、
今回の夢道ワークショップ。


夢を語る、って
オトナにとって、小っ恥ずかしいことでしょうか?

夢を語る人って、
オトナなのに、どこか、「純粋さ」「一種の幼さ」を感じるよね。
こちらの記事を読んで以来、考えてきたことがあります。

「突き抜けた人は、どうしてみんな子供なんだろう」

以下、ほんの一部を切り取ってみました。

大人とは、委縮した子供である

*突き抜けた人たちは、決まって「他人からどう見られるか」なんて気にしていない。

ぜんぜん「委縮」していない。
そんなことは「どうでもいい」と思っている。



私は「突き抜けている」とは言えないけれど
意識的に「突き抜けよう」としているのは確か。

だって、「突き抜けた姿」を、
オトナが見せてくれなくなったら、

子どもは夢をただただ「選ぶ」ようになっていく気がして。


今ある選択肢から「選ぶ」だけが、
夢ではないと思うから。
私自身、選べなくて悩んだから。

夢は、勝手に作っちゃってもいいんだよ、と、突き抜けてるオトナは教えられると思う。



特別たいそうなことをしていなくても

「自分」をしっかり定義できること。

「自分」を語ることを恥らわず、
時には、矛盾を認めながらも、
「自分」に忠実にいよう生きること。

「自己陶酔」と、他人に言われようが、気にしない。

私はそういうオトナに「夢」を感じてきたから
そういう人が絶滅しない世の中であって欲しい。



何歳になっても夢を語れるオトナを目指して、

夢道ならぬ豆道を、開拓していきます。


*参考

夢道

個別指導塾ペガサス







2013年8月16日金曜日

会いに行こう





こんにちは!
「ありが豆」を届けに来ました!





日本各所で猛暑、のレベルではない、40度超えを記録した、8月10日。

南浦和の白兎堂さんへ行ってきました。



お店の奥から出てきた岡さん。

「?」

・・・・びっくりしている。


実は、岡豆腐店さんを紹介してくださった方とも、岡さんご本人とも、面識はなかった。

私のテレビ出演を偶然目にし、SNS上で私を発見してくださった方がいて、

初めてこのお豆腐屋さんと繋がった。


岡さんとのメールのやりとりは数回。それも、気持ちを込めた数回だった。



「うちのお豆腐を食べてみてくれませんか」と、まさかの、“お願い”をされたときはびっくりだった。



むしろ、お豆腐やさんには、
「しょうがないな、そんなにお豆腐が好きで、イベントやりたいなら、うちの使わせてあげてもいいよ」
くらいの姿勢で、私にお豆腐を提供してくださる所があったらいいなぁ、なんて思っていたくらいで。(今もそんな感じです。)

思わず、

「私以外に、1人でも多くのひとにお豆腐の魅力を知ってもらえるようなイベントをしたいんです。
ご協力いただけますか。」と“お願い”返し。笑


そこからトントン拍子に話は進み、イベントとして、私がお豆腐の魅力を伝えながら、お豆腐を食べてもらうことになりました。




この日は、実家(群馬)へ帰省する途中に、南浦和のお店に伺ったので

お豆腐屋さんにキャリーバックを引きずってやってきた私。
(そりゃ、びっくりしますよね。)


イベントのご報告とみんなが書いてくれた寄せ書きをお届け。

「お店に飾っちゃおうかなぁ」と照れ笑いする、岡さん。


お店は住宅街に位置するので、分かりやすいところではないんですが、
店構えから内装、ディスプレイもセンスを感じるステキな空間でした。



岡さんとは実際にお会いするのがこの日初めてでしたが、


すっかり、うっかり、ちゃっかり、仲良しになりました。





「お店を一件紹介します。車で行きましょう」


※私はこういうとき、素直に甘える。

私:「いいんですか!!!!」




連れてきてもらったのは、北浦和駅西口すぐの

大豆粉、豆乳、おとうふをつかったヘルシースイーツのお店

SOYSTYLE SWEETSさん

糖質制限をされている方にも、安心して、美味しいスイーツを食べてもらえるように
材料からこだわってお菓子を作られているお店です。

こちらのお店のお菓子の一部には、岡豆腐店さんのお豆腐が使用されています。


笑顔がステキな「かすみん」さんとも、この通り、すぐに打ち解けちゃいました。


「帰省土産に」、ということで、なんと、岡さんがスイーツを・・・。。。。。



※私はこういうとき、素直に甘える。



私:「えっと・・・・5人家族です」



岡さんのお豆腐をつかったチーズケーキからお店のこだわりのケーキやプリン、焼き菓子たち。





「荷物いっぱいだし、駅まで送りますよ」



※私はこういうとき、素直に甘える。





最後は駅までお見送りしていただいた。


傍から見たら、私達はまるで、「お父さん」と「娘」。


連絡を取り始めたときの、あの、堅い関係ではなくなって

私はホッとした。私のことは「小娘」くらいに扱ってほしい、と思っていたから。



車の中で、

“無消泡”でお豆腐を作ること、
豆腐づくりの苦労、いろんなことを聞き、いろんな話しをした。



伝わらない、諦め、に似た想いを、岡さんも持っていたようだった。




お店に訪れてから、たった、2時間、120分間で、

ここまで、深い話が聞けるとは、思ってもみなかった。



イベントに参加してくれたみんなの「ありが豆」が、無事に届き、そこから、新しい出会いもありました。





両手いっぱいの手土産まで持たせてくださった岡さん。



岡さんが初対面の私を甘やかしてくださったように


岡さんのお豆腐は、どれも「甘さ」が際立っています。



埼玉県の青山在来大豆を使った
「浦和乃淡雪」シリーズ。



おぼろ豆腐を揚げた、

雪見ざる ・雪見揚げ



豆腐は何もつけずに食べたい、そう思うほどの甘さ。

湯葉は岡さんのオススメとおりわさび醤油で。





そして、かすみんさんの作るスイーツたち。


おとうふで作ってあると、
味が物足りないと思うかもしれませんが、とっても濃厚でした。



焼き菓子もカラダに優しい大豆粉を使っています!





実家に帰り、
スイーツとお豆腐たちを家族で食べながら、


たった、数時間前の出来事を、なつかしみ、しみじみと思い出して


幸せのため息をついた。

…………………………………



“あの人が、作っているお豆腐なんだ”



“あの人が、作っているお菓子なんだ”



つまり、作り手を知っている、というだけで、


安心と、喜びと、つまりは、幸せでいっぱいになれるもんだ。


それは私の父が家庭菜園で作った野菜を食べるときも同じことが言える。


とにかく、

食べ物には、ストーリーがあって、そこに登場する登場人物(主役だけでなくて脇役も)を知っていること、

それが、自分にとっては「豊かな食事」を楽しむために大切なこと。




これからも、

作り手に会いに行こう。作り手を知ろう。

そんな姿勢を持ち続けたいと思うのでした。



LINK

白兎堂 岡豆腐店
 さらに、
 私の突然の訪問についてブログを書いてくださっています!
 (http://byakuudou.blogspot.jp/2013/08/blog-post.html
SOYSTYLE SWEETS







初めての豆豆Night



今月7日に開いた豆豆Night@根津の報告です。

旅人料理人せっしーの一言が声きっかけで、2人で企画することになりました。


会場は、old town house  根津の共有スペースをお借りしました。

参加者はハウスの住人さんと私のお友達というアットホームな雰囲気。

私の持ち込んだ、ま面(豆のお面)をすっかり気に入る一同(笑)
今回のイベントは2つのパートに分けて、途中参加も可能、という形に。


一部は、お取り寄せ豆腐の食べ比べと、私の「お豆腐プチ講座」。


お豆腐、という話に興味を持ってもらえるかは、
私の工夫次第だ!と思い、こんな資料を用意いたしました。

お豆腐の選び方、作られ方について要点を視覚的にまとめてみました〜。

女子たちにとても好評でした。
豆腐をかためる「凝固剤」のお話だって、イラスト入れたらちょっとは入り込みやすくなるよね。


お話した内容は、豆腐マイスター講座で学んできたこと、

そして、これまで繋がってきた、お豆腐作りに関わるみなさんの声。


真っ白なお豆腐が、みんなの口に運ばれるまでに、どんな苦労や想い隠されているのか。


もちろん出回っているお豆腐はさまざまです。さまざま、でいいと思っています。
少なくとも、今回ご用意したお豆腐には「ストーリー」があります。

今回のイベントのために、
お豆腐を提供してくださったのは
白兎堂 岡豆腐店 さん(南浦和)です。




(こちらのお豆腐やさんのお店紹介は改めて書きます)

今回このイベントに、こんな素敵なお豆腐やさんが手を挙げてくださるなんて、
私は幸運だと思います。


岡さんは、この日のために、気合いを入れて(本人いわく、「入れ過ぎた!」とのこと)
お豆腐をつくり、お手紙と一緒に送ってくださいました。

そんな想いを噛みしめて、
出来る限り、忠実に、お豆腐作りのストーリーをちゃんと届けたつもりです。

みんな、本当に熱心に聞いてくれました。

お豆腐を大事に、大事に、味わってくれました。


「本当だ。違う。」

そんな参加者さんの言葉に

涙ポロリするかと思いました。いやいや、作ったのは私ではないのですが。。

さらに、参加者のともこさんの一声で、
みんなで感謝の寄せ書きを書くことに!



いやぁ、うぬぼれている場合じゃないけれど、感動したキモチは忘れません。



そして、二部はみんなでクッキング。

料理人せっしーと当日(ギリギリ)まで練りに練ったメニューを
みんなで作ったよ〜。

浴衣女子も大活躍!

メニューを写真とともに紹介いたしまーす。


◎まめにゅー◎

チリコンカン
ファラフェル(ひよこ豆のコロッケ)
赤大豆のコーンクリーム煮込み(カレー風味)


レンズ豆のスパニッシュオムレツ
打豆の鶏つくね(打ち豆=大豆をつぶしたもの)

おから入りもちもちピザ



豆乳ブラマンジェ



…どれもおいしく出来上がりました。
スケジュールがかなりキツキツになってしまいましたが、みんなで作るのも楽しかったです。

次回はもうちょっと下ごしらえ等の準備をきっちりやって、仕事をうまくみんなに分担できるようにしておきます!

できた料理を順次みんなで立食!というなんともワイルドな感じになったのも
アットホームな雰囲気だからできたことかと思います。笑

私は終始動き回ってたので写真が取れず、参加者のみんなが提供してくれた写真で記事を書くことができています。ありが豆!!



イベントを終えて・・・・


反省はいっぱいあって、反省会も開きました。

でも、それ以上の収穫があったことは間違いないです。

これまで、私も、屠殺ワークショップ、味噌作りのワークショップ、小物づくりのワークショップ、などなど、いろんなワークショップには参加させてもらってきました。

イベントを開くって、ものずごいエネルギーと気遣いと連携が必要なんだなぁ、と
身を持って学べただけでも良かった。
そして私に足りない段取り力!ここは誰かに助けてもらうしかないワケです。

ひとりで開いてたら、こんな充実感や学びは得られなかったわけで、

今回、裏に回ってあらゆるサポートをしてくれて、参加者のみんなを取りまとめてくれた、

せっしーに感謝の気持ちでいっぱいです。(反省活かしてまたやろうね!)








今回は、
かなり"身内"色が濃い会でしたが

今後は、
親子やビジネスマンの方を対象に
コンセプトや伝え方を臨機応変に、模索しつつ、いろんな会を試みていきます。




最後に、

この会に参加してくれたみんな、

ぜひ、お豆腐の魅力を、これからも掘り下げて、世に広めてください。


これが私の願いです。


2013年8月6日火曜日

咲いた、咲いた

久しぶりに、豆畑のお話です。
ぴたらファームのスタッフ彩ちゃんから、

豆畑の近況報告が届いた。





        マメズは気づいたら、大きな雑草を支柱代わりにからみついて花を咲かせたよ。

          豆の花って結構かわいいのよ




彩ちゃんは、豆畑のまめたちを、「マメズ」と呼んでいます。可愛いでしょう。笑



ぴたらファームには今月末にお邪魔する予定です。

マメズ、待っててね。


ぴたらファーム http://pitarafarm.com/




今後のイベントや出店等 

8月10日(土)~18日(日) オープンファーム





10品目の旬の有機野菜を毎週土曜にお届け。
 送料込2,200円+クール便300


▽こちらの記事でおさらいお願いします▽
まめじょの種まき




2013年8月5日月曜日

プライドがここにあった


この夏のテーマは弟子入り


ということで、お豆腐屋さんが集まり技術を学び合う勉強会に参加してきました。

豆腐屋さんの研修生として、私と豆腐マイスター仲間のかおりんも参加させてもらうことに。

今回、見習いとして招待してくれた樋口豆腐店(池袋)の樋口さん

作業着にテンションあがる。シャンプーハット
ぉぉぉ!!
貴重な経験(と、コスプレ)をしてきましたので、ザクッと、まとめます。


お勉強会ってなぁに、といえば、


お豆腐職人だけでなく、大豆やにがりの生産・仕入れに関わる方々が集まり、

お豆腐の作り方について意見を交わす会です。

といっても会によってテーマが違うようですが。


今回は、にがりをつかった絹豆腐。


え、豆腐ってぜんぶにがりで固めてるんでしょう?
って思いますよね。

私もそう思っていた。

むしろ、何で固めているか、なんてそこまで気にしたことがある人が少ないはず。。。。



お豆腐を固めているものを「凝固剤」(ぎょうこざい)と言います。
そして、凝固剤にもいろいろありまして・・・・という説明は今回抜きにして

(超)ざっくりと、私の絵で、にがりの種類と歴史を理解していただこうと思います。




つまるところ、、、、お豆腐を固めているのに使う、凝固剤は

にがりすまし粉にがり という変遷を得ています。

昭和から始まったお豆腐やさんの中には、すまし粉しか使わない、お豆腐やさんはたくさんあったそう。


豆腐固めるものって「にがり」しか知られてないけど、じつは平成に入るまで「すまし粉」が主流だったらしい。


(味もね、違います。食べ比べると、分かります。ここらへんは今回は割愛!)


でも、原点復帰しよう、にがりの良さを見直そう、というお豆腐屋さんも出てきて、


とっても難しい技術が必要なにがりを使ったお豆腐作りを

みなさんで勉強しているワケなんですね。



お豆腐の作り方を一から、、、、って説明するのも、あとでにします。



持ち帰ってきたことを忘れぬうちに書き連ねたいのです。



実際見てきて分かったのは

勉強会といっても、豆腐の作り方に正解は無いようです。

同じ分量の材料つかっても、同じものはできないのですね。

人の手でつくる、とはそういうこと。

頼れるのは、職人さんひとりひとりの持つ感覚。(カッコいいーー!)

勉強会は、正解を出す場と言うより、互いの「我流」を見せ合う、知恵を分け合う、そんな場でした。





お豆腐を“寄せ”る(にがりを混ぜる)ところ。


 
寄せ方①包丁を使う

寄せ方②ワン・ツー寄せという方法。

試食パクつく私



懇親会で、お豆腐やさんのこんなホンネを耳にした。



こんだけこっちがこだわってるんだから、お客さんだって、食べたらわかってくれる…

つい、そういう意地が働いてしまうんだよな…






苦労を重ねて、こだわって、誇りを持っているからこそ


もしかしたら、


自分からアピールせずにいるのかもしれない。

苦手になっているのかもしれない。


プライドが十分に買い手に届いていないことを半ばあきらめ口調で話す姿。





お豆腐は100円玉を何枚か出せば買えてしまうものだから。

そして、真っ白なお豆腐には、価格の差が示しているものが見いだしずらいのも確か。

(お肉や魚なら、アブラののりをみたり、鮮度をみたりするよね)


どこまで、何も知らない私たち、買い手が、一丁のお豆腐の素材や製造過程に思いを巡らせるのだろう。。。





今日出会った、お豆腐屋さん、大豆農家さん、豆の卸売に関わる方の中には、


私はお豆腐好きだ。豆腐マイスターだ。お豆腐やさんとお友達になりたい。

それしか、伝わらなかったかもしれない。


でも、本当は、私が仲立ちに、メディアに、なれたら、と、おこがましくも思ったんです。



テレビや雑誌がきっかけで、数百人、いや、数十万人が動く。

個人単位でFacebook,Twitter,ブログを介して発信される「口コミ」の威力は絶大。



そんな今だから、消費者からの発信が大きなチカラになるんじゃないかと思うんです。






職人さんが持つプライドは、届ける価値・意味があると信じているのです。

そして、

きっと、まだ多くの人に届いていないだけで、届けることから、始まると思うのです。