2014年5月19日月曜日

講師のお仕事


春からはじまった、休学生活。

何しているのか、といいますと、
講師のお仕事をしています。


4月から本格的に講座の運営をお手伝いしている豆腐マイスターですが、

単独で認定講座の座学を担当するところまでたどり着きました。

私も豆腐マイスターなので、仲間”を増やす活動だと思っています。

考えたら講座のお話しをブログであまりしてこなかったですね。。



人前で話すことに慣れはじめたのは、この一年のことです。

でも好きなものを語る、好きなものについて話し合うって楽しいです。






食べ比べには、こだわりのお豆腐を集めています。

お豆腐屋さんの協力ありきで、この資格講座は成り立っていることを、今一度噛み締めながら進めました。

お料理担当の千装先生は
アレルギーの方でも安心して食べられる、グルテンフリーの米粉料理を教えてくださいました。




豆腐、豆乳、おからをつかったランチ。



お豆腐入り米粉パンに
みなさん口を揃えて

「おいしい!!!」

大絶賛でした。



一番お気に入りのお豆腐のデザートは...ごめんなさい、写真を撮り損ねました。

2日目はイタリアン!
おもちをチーズとして使ったり、
がんものつなぎに米粉をつかったり。

日本の食卓を支える大豆とお米が
新しい形で大活躍でした!


▶米粉ハウスURL




2日連続で行われた講座。

10名の受講生のみなさんは
それぞれの目的や想い、または偶然の巡り合わせがあって、ここに集まってくださいました。

いつもですが、なんだか運命を感じずにはいられないです。

共同作業をしながら、結束感が高まっていきます。

素敵な笑顔!

2日目の最後はお豆腐づくり。
今日は山形の在来種をご用意していただきました!

みなさん初めてで、ハラハラドキドキ、だったようですが、大成功でした。

木綿豆腐、島豆腐、見事な出来栄え。

そして、認定試験....!


今回の結果は、


問題なく、全員合格!

むしろ、満点続出でした!

というのも、
みなさん、休憩中も、お豆腐作りのちょっとした待ち時間も(10分ほど)、
テキストをひらいては、
ポイントを確認したり、お互いに質問しあったり。
本当に、一生懸命で、
なにより、楽しそうで、嬉しくなってしまいました。




最後に、受講生一人一人に、認定証をお渡しさせていただきました。

なんとも感激なひと時でした。


みなさん、おめで豆ございます!




うまくできたな、と思う時こそ、うまくできたね、と褒められた時こそ、
まだできないことを考えなさい、

と教えられてきたので、


振り返りながら次の講座に進みます。


自分が担当する講座から、
豆腐マイスターを輩出していくことの重み。


時間とお金を豆腐に捧げようとこの講座を受けてくださるみなさんに

精一杯楽しんでもらおう。

笑顔で帰ってもらおう。




料理担当の先生や、
お豆腐づくりに関わる人々への感謝を決して忘れないよう。





2014年5月16日金曜日

「おすすめ」ってなんだろう






5月15日発売の週刊誌『女性セブン』(小学館)にて
お豆腐特集が組まれました!
8ページのフルカラーでお豆腐の魅力が集約されております。

その名も・・・





豆腐大好きー!!


素晴らしいタイトル。



担当したのは一番最後の「お取り寄せ可能なこだわり豆腐」のページです。










お忙しい中ご協力いただいた(以下アイウエオ順)、

池田食品さん
上村豆腐店さん
おとうふ工房いしかわさん
太子食品さん
とうふ処小川さん
もぎ豆腐店さん
山下ミツ商店さん

皆様、ありが豆ございます。
みなさんありきの、私です。


おすすめ、おすすめ、と言っておいてなんですが、
つくづく疑問に思ってきた事があります。

「おすすめ」ってなんだろう。


テレビのお仕事もさせてもらいましたが、

ある媒体に情報を載せてもらう、というのは
実に簡単で、
実に難しいものです。




お豆腐に精通していると認知されはじめてから

いつも、違った角度から”おすすめ”を聞かれます。

「面白い豆腐」というリクエストを受けた上での「おすすめ」と
「全国の量販店で買える手頃な豆腐」というリクエストを受けた上での「おすすめ」、
「お取り寄せしてでも買いたい職人さんの豆腐」というリクエストを受けた上での「おすすめ」




一言にしてしまえば、みんな「わたしの”おすすめ”」
聞こえは同じ、魅せ方も変わらない。


だから「おすすめはなんですか?」という質問が

一番苦手な質問なのです。

選んだものは確かに「おすすめ」です。
が、選ばればれなかったものが「おすすめではない」なんてことはないし、
そもそも条件にそぐわないものは選択肢にいれることすらできないです。
さらに言えば、知らないお豆腐だってまだまだあります。


媒体の持つ色で、「おすすめ」の枠組みや前提、魅せ方が最初から決まっている。


じゃあ、どんな枠組みでも、ちゃんと応えていくべきなのか、
それとも、枠組みを選んでいくべきなのか、
最後のテレビ出演以来迷う事が多くなりました。


明言すれば、

まっさらな豆腐を主食として意識して食べてきた以上、
個人的に、応援したいのは白くて四角い豆腐。

できるだけ街店さんのお手伝いになることがしたい。
職人さんが好きだから。

自分の中に、実は限られた「おすすめ」の枠組みを持っていて、
なにかしらの媒体からお誘いをもらうたびに、
相手の「おすすめの枠組み」と自分のそれがマッチングすることをどこかで願っていました。わがままだとはわかりつつも。

そんな中、素敵な企画を持ちかけていただけたことが
本当に、なにかのご褒美なのか、と思いました。


「あ、今回は両想いだ!」

と思えたのがこの特集です。



予想以上に、

お豆腐屋さんが喜んでくれていることにホっとしています。




頭の中で、いろいろな「問い」は続きますが、

それでもまたこんな機会がもらえるように、
そしていつかは納得いく”舞台”をつくっていけるよう、

食べます、豆腐。