2014年5月16日金曜日

「おすすめ」ってなんだろう






5月15日発売の週刊誌『女性セブン』(小学館)にて
お豆腐特集が組まれました!
8ページのフルカラーでお豆腐の魅力が集約されております。

その名も・・・





豆腐大好きー!!


素晴らしいタイトル。



担当したのは一番最後の「お取り寄せ可能なこだわり豆腐」のページです。










お忙しい中ご協力いただいた(以下アイウエオ順)、

池田食品さん
上村豆腐店さん
おとうふ工房いしかわさん
太子食品さん
とうふ処小川さん
もぎ豆腐店さん
山下ミツ商店さん

皆様、ありが豆ございます。
みなさんありきの、私です。


おすすめ、おすすめ、と言っておいてなんですが、
つくづく疑問に思ってきた事があります。

「おすすめ」ってなんだろう。


テレビのお仕事もさせてもらいましたが、

ある媒体に情報を載せてもらう、というのは
実に簡単で、
実に難しいものです。




お豆腐に精通していると認知されはじめてから

いつも、違った角度から”おすすめ”を聞かれます。

「面白い豆腐」というリクエストを受けた上での「おすすめ」と
「全国の量販店で買える手頃な豆腐」というリクエストを受けた上での「おすすめ」、
「お取り寄せしてでも買いたい職人さんの豆腐」というリクエストを受けた上での「おすすめ」




一言にしてしまえば、みんな「わたしの”おすすめ”」
聞こえは同じ、魅せ方も変わらない。


だから「おすすめはなんですか?」という質問が

一番苦手な質問なのです。

選んだものは確かに「おすすめ」です。
が、選ばればれなかったものが「おすすめではない」なんてことはないし、
そもそも条件にそぐわないものは選択肢にいれることすらできないです。
さらに言えば、知らないお豆腐だってまだまだあります。


媒体の持つ色で、「おすすめ」の枠組みや前提、魅せ方が最初から決まっている。


じゃあ、どんな枠組みでも、ちゃんと応えていくべきなのか、
それとも、枠組みを選んでいくべきなのか、
最後のテレビ出演以来迷う事が多くなりました。


明言すれば、

まっさらな豆腐を主食として意識して食べてきた以上、
個人的に、応援したいのは白くて四角い豆腐。

できるだけ街店さんのお手伝いになることがしたい。
職人さんが好きだから。

自分の中に、実は限られた「おすすめ」の枠組みを持っていて、
なにかしらの媒体からお誘いをもらうたびに、
相手の「おすすめの枠組み」と自分のそれがマッチングすることをどこかで願っていました。わがままだとはわかりつつも。

そんな中、素敵な企画を持ちかけていただけたことが
本当に、なにかのご褒美なのか、と思いました。


「あ、今回は両想いだ!」

と思えたのがこの特集です。



予想以上に、

お豆腐屋さんが喜んでくれていることにホっとしています。




頭の中で、いろいろな「問い」は続きますが、

それでもまたこんな機会がもらえるように、
そしていつかは納得いく”舞台”をつくっていけるよう、

食べます、豆腐。










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