2013年7月30日火曜日

右と左の関係


先月、大学で行われた留学生による日本語スピーチコンテストで
「手」というタイトルのスピーチで話しをした学生がいる。

「私は右利きです。

ペンで字を書くときも、
箸を使うときも、
右手を使います。


左手では、ペンで字が書けません。
お箸でご飯が食べられません。」


つづいて、こんな疑問をオーディエンスに投げかけた。


「左手は、何でもできる右手を羨ましいと思っているのでしょうか?」

「右手は、働かない左手を見下しているのでしょうか?」



この学生の出した答えは「NO」でした。


右手で字を書くとき、
左手が紙をおさえてくれるように、

右手を使い箸でご飯を食べるとき、
お皿を持つのは左手であるように、

左手の支えがあるからこそ、
右手はスムーズに働けるのです。

二つの手は決して互いを嫌うことなく、支え合っているのだと。

私はこの学生が、

「ギュッ」と両手を握りしめたとき、


大事なことを教えもらったな、と、思いました。



私は、左利き。

お箸でご飯を食べるときも、
ペンで字を書くときも、左。


基本的に、ボール投げ以外(ここ、永遠の謎)は左手を使っていました。


この学生の話を聞いてから、
何をするにも、「手」を意識するようになった。


そしたら、大発見をしてしまったんです。。。。


左手でやってると思い込んでいたこと、

結構、右手でやっていたことに。


一番驚いたのが、

絵を描く手。


字が左なら、絵も左でしょう。
と、思っていたんですが


基本、マウスか、タッチパッド(ノートパソコンのキーボードにある、小さな長方形の、、そう、そこです) を使って描いている私が使う手は、手。
タッチパッドに関しては、
疲れたら、右手と左手を交代、、、なんてことをしていた。


気がつかないものですね。

無意識だった行為に気がついたとき「これ知らないまま人生終えることもあり得たのか、、、」という考えが脳裏によぎり、ちょびっと、ゾクっとする。


意識するきっかけをくれた学生が、
日本語を学んでくれていることが、奇跡のような、運命のような。。



そうそう、使う手によって、
鍛えられる脳が違うと言いますよね。

脳と手は深いつながりがあるとか。


偶然にも、マイスター繋がりのお友達と、脳の話題を交わしました。

左脳君のできること。

1を2や10にすること。
整理すること。
解釈すること。
大枠の方向性を決めること。



右腕君ができること。

0から1を生み出すこと。
実施の決断をすること。


私はどちらかといえば、右脳派何じゃないかと思う。

専門的なサイトを詳しく見てみたら

右脳派は、物事を全体的に捉えるし、話し手の仕草や表情から相手の感情を把握する、とあった。空間、音楽、図形能力が長けてるかはわからないけど、
左脳の言語、論理、数学能力は長けていない、と言い切れる。。。


0から1を生み出せない左脳君は
右脳君を羨むのでしょうか?

物事が整理できない右脳君は、
左脳君を妬むでしょうか?


やはり、私の中の答えは、「NO」だと思った。


そして、思うこと。

右脳派がいて、左脳派が活きる。
左脳派がいて、右脳派が輝く。


イベントの企画という、これまで得意としなかったことにチャレンジしている今。

できないことを、足りないことを、毎日感じる。


でも、独りよがりにならないようにしています。


決して、できないこと、苦手なことを克服することを否定しているのではなくて、むしろそれはステキなことなんだけれど、

ぜんぶ、ぜんぶ、独りで出来たら、

目の前にいる人にも、
頑張れば会いに行ける人にも、
頼らなくなっていく。


本当は、わたしより、
アイディアの言語化が、
好きなひとがいるならば、

本当は、わたしより、
お金の計算が、
得意に感じるひとがいるならば、


「いっしょにやろうよ」


と、声をかけた方が、愉しいように思うなあ。


右利き、左利き。
右脳派、左脳派。

羨ましい〜、悔しい〜、
私もその能力欲しいから磨いてやる。
っていう競争心より、

あ、このヒトの好きとすること、得意とすることが、
私のそれらと合わさったら、楽しいな、という化学反応を期待する気持ちが、
最近、ムクムクと育ってきたな。と思います。



と、遠回しになりましたが、

いろんなかたとコラボレーションして
企画していきます。


まめまめナイト。第一回は根津です。


まだ第一回目なので、欲張ったことはできないけれど、いろんな世代の方と、お豆腐屋さん、豆屋さんを繋げ、マメを語れる企画がしたい。
だから規模は小さめに、細々とやりたいと思います。



私の適性がわかったところで、
コラボレーションしてくれるひともまだまだ募集中です。笑


*参考*

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